契約をする前に わかっておきたいこと。

今頃あなたは資金計画を万全にし、家族で希望を出し合って「こんな家をたてよう」と夢と希望にあふれていることでしょう。そして、いろいろ見学会を回ったり、見積を取ったりして、この住宅会社にお願いしようと決めてもいることでしょう。

ですが、最後にいま一度、本当に家を建てる必要があるのかを振り返ってみてください。転勤の可能性はなさそうですか?家が建ったとたんに転勤になり、お父さんは定年までその家に住めなかった…というのは、よくある話です。そして、本当にその住宅会社はあなたの希望を実現してくれる、最適な依頼先ですか?


契約をする前にもう一度だけ、胸に手を当てて、よく考えてみてください。次のチェックリストで確認してみましょう。 

チェックシート

資金計画について

  • 毎月の返済に無理のない住宅ローンですか?
  • 共働きでしゃかりきに働かないとならない、無理な住宅ローンを組んでいませんか?
  • 銀行はローンの審査を問題なく通してくれましたか?

間取りについて

  • お子さんがもう一人増えても大丈夫ですか?
  • お子さんが独立して、出て行ったときはどうしますか?
  • 趣味のスペースは取れていますか?
  • ご両親が泊まりに来たとき、寝るのはどの部屋ですか?
  • 老後、足が不自由になったとしても、対応できる設計になっていますか?

住宅会社について

  • その住宅会社は、あなたのご家族のことを真剣に考えて提案してくれましたか?
  • 心から信頼できる会社ですか?
  • スケジュールはきちんと説明を受けて、納得していますか? 
契約書はとことん慎重に

すべてに納得して、家族がうなずいたら、いざ契約です。

man writing on paper

契約書はすみずみまで、ご夫婦で最低1回ずつは読むようにしてください。書面には、間取りや設備の仕様だけでなく、作業中に起こる不慮のトラブルの対処についても細かく書かれています。

もし、わからないところがあったら営業マンに必ず聞きましょう。よく読まずに、あるいは納得できないままに捺印してはいけません。あなたが心から信頼できると選んだ住宅会社の営業マンであれば、きっとわかりやすく説明してくれるはずです。

契約書を取り交わしたら、あなたの家づくりはいよいよスタートします。こらから先は住宅会社の営業担当、工事担当と一緒に楽しみながら家づくりを進めて行きましょう。

着工してから家が完成するまでの期間、できるだけ現場に足を運んで、途中経過を見るのも忘れずに。職人さんたちと積極的にコミュニケーションを図り、「この人のために頑張りたい」と思ってもらうことが、あなたの家をより良いものにするはずです。

そして、「この棚の高さをもっと高くしてほしい」など、要望があったらどんどんお願いしてみてください。別途費用がかかる場合は、ご家族とも予算とも十分相談してから決めましょう。

あなたの「家」が徐々に完成していく様子は、ご家族の幸せが形になっていくということ。新しい我が家での生活を思い描きながら、どうぞ家づくりを楽しんでください。